【フェイスマスク】
少しでも長い時間肌の上で働き掛ける化粧品は無いか、より効果的に保湿したり、熱を抑えたり炎症が軽減するする物は無いか?と考えるうちに、ここ10年ほどで一気に人気が上がった化粧品「フェイスマスク」に辿り着きました。
弊社では、海外にも商品を出していきたい為、日本で主流の「ファイスマスク」という呼び名ではなく、欧米で良く使われる「シートマスク」と言う名称にしました。

【人工酵素結合の不織布】
人工酵素の特許を持つダイワボウノイ株式会社(現:大和紡績)に伺って、液体よりも不織布に結合させる方が人工酵素は安定するというご提案を頂きました。大和紡績株式会社には既に「アレルキャッチャー」という特許を取得している人工酵素を原綿から煉りこんで製造する機械のフィルターやその他の製品で使われている不織布がありました。
この不織布の技術を応用して、既存の不織布に後から人工酵素を結合させる「化粧品向けの機能性不織布」の試作が始まったのです。
課題は多くありました。
まず、人工酵素結合の機能性不織布化粧品を製造する工場がなかなか見つからない。人工酵素には独特な色素(青~緑)がある為、人工酵素を結合させると白い不織布が青く染まるのですが、この人工酵素を結合させる工場がなかなか見つからない。必要な設備が有る事、技術が有る事が求められるので、何処でも加工出来ますとは行かなかった。やっと工場が見つかっても、今度は不織布の素材や厚さを決定するのに試作を繰り返す事になりました。
次に、出来上がった不織布を顔型に抜いてくれる工場が、これまた見つからない。
不織布は裁断すると、無数のチリが出ます。人工酵素結合の不織布はそのチリも青い為、後に一般的な白い不織布の加工をする場合、その前に加工した私たちの不織布の青いチリが無いか、入念な機材の掃除が必要になります。これは過密なスケジュールの中で作業している工場にとっては、非常に厄介な手間とリスクです。当然、掃除をする時間は機会損失にもなります。その為、加工工場を探す→連絡して交渉→断られる…を繰り返していました。
【化粧液】
また、肝心の化粧液のOEMの工場でさえ、「人工酵素結合の不織布に合わせた化粧液を作って加工する?前例が無いです」と言う事で、多くのOEM会社に断られました。
化粧品の業界関係者から紹介された先を回るうちに、終に最適のOEM会社に出会う事ができ、顔型に抜いてくれる中間業者もそのOEM工場が説得して確保して下さり、ようやく化粧液の開発に辿り着きました。この時、ようやく一歩進んだなと実感できました。
【サクラン】
サクランという素晴らしい国産の原料に出会うことができて、アレルギーがある妻でも、肌が弱い私でも安心して使える化粧品が作れると、ワクワクしたのを今でも覚えています。
【ロゴ】
その後、ターコイズを一言で表す「碧」という字を、書家の方に書いて頂き、商品がいよいよ出来たなと実感しました。
【期待】
弊社の商品:ターコイズプレミアムシートマスクは医薬品ではなく、化粧品です。
あくまでも化粧品なので、この商品で肌の疾患が治るとか、アレルギーが改善されるという事は言えません。
ただ、私が実際に使ってみた感想や状態については、開発者の開発後記として、この場で随時報告して行きたいと思っています。
1ユーザーの感想と思ってみて頂ければと思います。
また各国でモニターアンケートも実施していきますので、こちらも定数に達しましたら、随時更新していきます。